オッパイを卒業したリコ。
それはそれはよく頑張りました。
オッパイを必死で我慢する姿は、健気でいじらしく、見ているこちらが辛くなってしまいました。
わが子ながら、その忍耐力(?)にびっくり!
たくさん褒めてあげました。
(私の母にいたっては、たくさんのプレゼントをしたくらい!!)
ブログで記事にするようなことではないのですが、私とリコの思い出として、
その後の様子を少し、書き綴りたいと思います。
★一日目(1/3)
寝つきはすんなりいったものの、やはり夜中何度か「オッパイ飲む~」と起きました。
オッパイが無いことを伝えると、すごーく哀しそうに泣き出しました。
これが今までの夜泣きとは違う、本当に哀しそうな泣き方なのです。
取り合えずアンパンマンの野菜ジュースを飲ませ、抱っこで寝かしつけました。
これを何度か繰り返していました。
明け方、それでもダメだったのでついに“へのへのもへじ”の顔が描かれたオッパイを見せました。
一瞬硬直したリコ。そして泣きながら眠りにつきました。
そんなわが子の姿を見て、辛くない母親はいないでしょう。
けれども、心を鬼にし断固としてオッパイを飲ませないようにしなければなりません。
断乳は子供にとっても、母親にとっても、一種の試練なのだと思いました。
こうして一日目の長い夜は明けていきました。
★二日目(1/4)
普段、寝起きはイマイチなリコでしたが、翌朝はかなりご機嫌に起きました。
寝起きにすぐ、野菜ジュースをゴクリ。
昼間はマーシャ(私の母)と、元気に遊びました。
変わったことと言えば、間食をたくさんするようになったこと。
あとは少し甘えん坊になったかな。
夕方、オッパイが恋しくなる頃には、「おやつ食べる」と言い、たくさんたくさん食べました。
お風呂へは当分、マーシャが一緒に入ります。
今までは9時頃には眠っていたリコですが、やはりオッパイが無いと眠れません。
この日は11時近くまで起きていました。
ただ、一言も「オッパイ飲む」とは言いません。
一度、「オッパイさん、お家へ帰っちゃったの?」と聞いただけ。
そのときも私が、
「そうなの、リコちゃん大きくなったから、オッパイさんお家へ帰ったんだよ」
と言うと、
「そうか、オッパイさん帰っちゃったんだ」
と哀しそうに言い、それきり。
けれども眠たいけれど眠れず、別のもので気を紛らわそうと、色々とダダをこねます。
そして最後には疲れ果て眠りました。
この日の夜は2、3回起きましたが、「ママの抱っこで寝る」と言い眠りました。
私の方は・・・胸は乳腺炎のときのような激しい痛みに。そして体調も最悪。
でもリコがこんなに頑張っているのだから、私が弱音を吐くわけにはいきません。
一緒に頑張らなくちゃ!!
★3日目(1/5)
この日も寝起きはバッチリ。
夜中、オッパイを飲むことで阻害されていた睡眠時間がなくなったせいでしょうか。
朝食もこれまでよりたくさん食べるようになりました。
昼間は思い切り体を動かし、ご飯もおやつもたくさん食べます。
夜は・・・
リコ、オッパイが恋しくなると
「どうしようかなぁ・・・」
と小さな声でつぶやくようになりました。
この晩も「どうしようかなぁ・・・」と言いながら、色々と気を紛らわせていました。
私が「抱っこでねんねする?」と聞いても、
首を横に振り、必死で別のことをしようとします。
その姿が本当にいじらしくて、涙が出そうになります。
結局この日も抱っこで強制的に寝かしつけました。
いつになったら、理想の“絵本を読みながらねんね”ができるのでしょうか。
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★6日目(1/8)
自宅へ帰り、断乳以来初めて、私とお風呂へ入りました。
まだ“へのへのもへじ”は描いたまま。
するとあらら、怖がって大変でした。
「ママ、オッパイこわい、、、」と泣きそうでした。
まだ早かったのでしょうか。かわいそうなことをしました。
案の定、夜中こわーいオッパイの夢を見たようです。
夜中に何度も「(オッパイ)しまってー、しまってー、しまってくーだーさい!」と
泣いていました。(ごめんね。。。)
今日(1/9)現在、リコは一度も「オッパイ飲む」と言いません。
今回の断乳では、2歳のリコからたくさんのことを教えられました。
リコは本当によく頑張っています。
授乳という素晴らしい行為が2年もの間、続けられたこと、
そして、それを卒業するときに、こんなにもわが子を誇らしいと思えたことに
心から感謝をします。
この濃密でこの上ない素晴らしい経験を、いつまでもずっと忘れずにいようと思います。
リコと私の、ふたりだけの大切な思い出として・・・。
リコ、たくさんオッパイ飲んでくれてありがとう。
そして私のオッパイ、お疲れさま!